もくじ
■英語でも何でも、勉強・学習はコストパフォーマンスを追求すべき
私はコストパフォーマンスを非常に大事にしています。
同じ時間努力をするなら、少しでもその成果を大きくしたいです。
同じ成果を出すなら、少しでも楽に・短時間で行いたいです。
資産形成だってコストパフォーマンスを高めるべく、さまざまな仕掛けや努力をしています。
https://lifehack-by-a-young-eye-doctor.net/asset-formation-technique-by-a-poor-doctor
IT関係も、生産性を高めるライフハックの宝庫です。
今すぐ誰にでも活用できるテクニックがたくさんあります。
ITを駆使して業務効率化!生産性を高めるライフハックまとめ
英語学習だって同じです。
中高生のころからさまざまな工夫を凝らしながら、英語学習の効率化・最適化を追求してきました。
英語の上達というゴールを目指して、自分なりの勉強方法を編み出してきました。
【秘伝】留学無しでも英語は話せる:英検1級に海外経験の無い高校生が合格できた、とっておきの勉強法
今回は一般常識・教養を高めながら、効果的に実用的な英語を身に付ける工夫を紹介します。
しかもお金がほとんどかかりません。
■国際情勢を学びながら、効率よく英語を学びたい
ある程度英語が上達してくると、日常会話が少しずつできるようになってきます。
しかし、そのレベルのままではいつまでたってもネイティブ中学生のレベルを脱却できません。
英語力が少しずつ身に付いてくれば、次のレベルを目指さなければいけません。
たとえばみなさんは、政治や経済についてきちんと英語で話すことができるでしょうか。
国際情勢に関する知識は、国際人として必須です。
外国人と話す際に「いま世界で話題になっていること」についてディスカッションできない人間は、はっきり言って海外のインテリ層からは相手にしてもらえません。
「そういえば日本のアレってどうなってるの?」
「ロシアの××の件、きみはどう思う?」
日常的にこうした会話が飛んできます。
これに即座に自分の意見を回答するためには、英語力に加えて基礎知識が必要です。
バックグラウンドの理解が必要です。
もちろん、語彙力も大事です。
「きみは”難民(refugee)“についてどう思う?」と聞かれたとします。
もしも難民(refugee)という単語を知らなければ、どれだけ英語力があっても「きみは○○についてどう思う?」としか聞こえません。
これではディスカッションなんて到底できません。
あるいは
「”シージンピン“についてどう思う?」と聞かれたとします。
これ、意味わかります?
中国の国家主席である習近平、英語では”Xi Jinping”といいます。
カタカナ読みすると、シージンピンが一番近いと思います。
“習近平”と言われたらわかるけど、”シージンピン”と言われてもわからない人が多いのではないでしょうか。
ニュースで毎日耳にする単語でも、英語でどういうかを知らないとコミュニケーションでは致命傷を負うことがあります。
語彙がある、というのは語学力の根幹であり、スマートなコミュニケーションには必須です。
そしてこれらの課題を一挙に改善し、「中学生レベルの英会話」 から脱却するための便利な学習ツールがいくつかあります。
■ジャパンタイムズ (Japan Times):日本の英字新聞
ジャパンタイムズ (Japan Times)は、日本のニュースを英語で発信しているサイトです。
ネット版の英字新聞、といったところでしょうか。
日本で起きていることを英語ではどう表現するのか・どういう単語を使うのか、というのが大いに勉強になりますね。
たとえばこちらをご覧ください。
ジャパンタイムズとは関係ありませんが、さまざまな出版社から出る最新発刊雑誌が並んでいます。
社会・時事関係の雑誌の表紙を見てみれば、直近で話題になっている政治経済・国際問題等のトピックが目白押しです。
はたして、これらの話題やニュース、キーワードをあなたは英語で言えるでしょうか。
ジャパンタイムズのウェブサイトをチェックするだけでも、「国際連合」「自民党」「憲法改正」「調査捕鯨」「国民投票」・・・
いろいろな時事キーワードに日常的に触れることができます。
リアルタイムのニュースですから、記憶への定着も非常にいいです。
なにより、日本のニュースですからそもそも内容については知っているものばかりです。
したがって、英語に自信がなくても取っつきやすいのがいいところですね。
全然分からないと楽しくないし勉強は続きませんから、時事トピックを使った英語学習の第一歩としてオススメです。
■NHK WORLD:海外向けのNHK番組
NHK WORLDは、国営メディアであるNHKが海外向けに制作している番組です。
上述のジャパンタイムズと同様に、日本のニュースを中心に英語で発信しているウェブサイトです。
海外のホテルに泊まった際、チャンネルを回すとたいていNHK WORLDは観られると思います。
コンテンツはいろいろありますが、個人的なおすすめは「NHK WORLD-JAPAN Live」です。
これはイメージとしては、NHKのチャンネルを英語版で垂れ流している感じです。
ヘッドラインニュースが定期的に放映されるほか、日本文化を海外に伝える番組、日本国内を旅する番組などがエンドレスで垂れ流されます。
英語のスピードはゆっくりめで、内容も日本にまつわるものばかりですから難易度は易しめです。
誰でも無理なく始められます。
いちいちクリックしないでも勝手に流れ続けるので、私はPC作業中のBGMとして流しっぱなしにしています。
リビングでTVをつけっぱなしにしているイメージですねw
■CNN:アメリカの大手テレビ局
CNN (Cable News Network)はアメリカの大手テレビ局です。
そのウェブサイト、CNN.comでは世界中のニュースを扱っており、グローバルなトピックを効率よく吸収することができます。
CNNのウェブサイトが優れているのは、現地リポーターが頻繁に登場する点です。
ニュースで情報を収集しながら、世界各国の訛りにも慣れることができるのが私は素晴らしいと思っています。
同じ英語でも、発する人によって聞き取りやすさは全然違います。
全員がアナウンサーのような発音であれば苦労はしませんが、モゴモゴ聞き取りにくい発音の人もいます。
周りの車がうるさくて聞き取りにくいこともあるし、電話口で音声がかすれていることもあります。
むしろ海外に実際に行ってみれば、そういう聞き取りにくいシチュエーションの方が多いと気付くでしょう。
リスニングCDが聞き取れても海外の現地では聞き取れない人は、聞き取りにくいシチュエーションに慣れていないのです。
「温室育ちの英語耳」とでも呼びましょうか。
コマ付き自転車に乗っていても、いつまでたっても自立走行はできません。
自分に負荷をかけることで、次のステージに進むことができます。
海外の現地で実際に現地の人とやりとりできるようになって初めて、その英語力は「実用レベル」に達したと言えます。
そのトレーニングとして、CNNのウェブサイトは非常に優れています。
1つニュースを再生すれば、関連ニュースが勝手に次々再生されていくので、芋づる式に勉強することもできます。
ちなみにCNN ENGLISH EXPRESSという雑誌が毎月出ています。
これはCNNの内容を題材にした月刊の英語教材です。
ウェブニュースの垂れ流しだと英語への暴露量は確保できますが、詳しい吟味はできずになんとなく受け流してしまいがちです。
質の低い学習になってしまわないよう気を付けなければいけません。
しかし雑誌形式であれば文字原稿や単語・文法解説などもついているため、学習の質を高めることができます。
学習を続けるためのさまざまな工夫もありますから、こちらを適宜活用するのもいいですね。
量をこなすのももちろん大事ですが、質を上げるのも重要です。
私も学生時代に定期購読していた時期があり、非常に勉強になりました。
■BBC:イギリスの公共放送
BBCは”British Broadcasting Corporation”というイギリスの公共放送、いわば「イギリス版NHK」です。
BBCを活用した学習方法に関しては、こちらの記事で述べています↓
イギリス英語をマスターして英語力を高めるための参考書・教材・勉強法:アメリカ英語onlyからの飛翔
■最新の国際情勢を学びながら、実践的な英語力を上達させるおすすめの勉強法 まとめ
以上、日英米3か国のメディアを活用した勉強法をご紹介しました。
Refugee(難民)も、Xi Jinping(習近平)も、日常的に出てくる単語です。
上述の勉強をしておけば、勉強するまでもなく常識的に身に付きます。
日本の大衆メディアとの報道姿勢・内容の差も感じることもできるでしょう。
日本で無視されている事柄が海外メディアではトップニュースとして報道されていたり、
日本と違う論点でディスカッションされていたりします。
ほぼ無料で
「実用的・実践的」な英語力を高めながら
国際教養を高めながら
さまざまなものの見方を学ぶことができる
すばらしい英語学習方法と私は考えています。
ぜひお試しあれ。
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