高給で安定しており、社会的地位も高いとされる医師という職業は、高校生や保護者の間で高い人気を誇っています。
そこで今回は医学部受験を無事終えた高校生に役立つような記事をまとめてみました。
医学部生活がまだまだ長い、医学科下級生もおおいに参考になるはずです。
医学部の6年間は非常に長いです。
目的意識を持って過ごさないと、無駄な時間を費やしてしまうことになりかねません。
コスパを意識しながら、効率よく医学部での生活を送りましょう。
もくじ
■まずは、大学受験を頑張った自分を労おう
大学受験のストレスは尋常ではありません。
とくに医学部医学科を受験する場合は、受験=就職予備試験となるため、一般学部とは意味合いが異なります。
大学受験が、職業選択に直結しているわけです。
私は一浪したため幸か不幸か二度医学部受験を経験することになりましたが、慣れたはずの二度目でも相当なストレスでした。
直前期は興奮して眠れなくなったり、親に当たってしまったり、今思えばいろいろとダメでしたね。。
まずは、そんな困難を乗り越えた自分を、ねぎらってあげましょう。
親におねだりをして、旅行に行くのもいいでしょう。
お手頃な国内旅行から、アジア~ヨーロッパなど海外旅行など、予算や目的に応じて様々なプランがありますね。
>>>たとえばこういった旅行サイトが参考になります
(サイト下部に、さまざまな特集があっておすすめです)
受験勉強のために我慢していたことに思い切り時間を使うのもいいでしょう。
私は昔はゲーマーだったので、大学受験直後に遊べていなかったドラクエをやり込んでいましたw
しばらくゲームからは離れていますが、最近もいろいろとおもしろそうなのがありますね。
■大学生として長期的な視野を持つためには?
大学生活には、十分過ぎる時間があります。
実習で多忙な医学生といえども、医師になってからと比較すればはるかに潤沢な時間があります。
そういう膨大な時間がある場合には、大局観が必要です。
おおまかに、どういうことをしていくべきかを把握するのです。
そういう意味では「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」という本は最適でしょう。
無限の選択肢があり、無限の未来がある大学生に、ぜひ読んでおいてもらいたい1冊です。
私のブログで紹介しているような細かな財テクは、入学したての学生には必要ありません。
自分のポテンシャル(資本)を大局的な視点で伸ばすほうが大事だからです。
自分の才能・人的資本をしっかり伸ばすことができれば、小さな財テクなんて簡単に吹き飛ばせるような力を手にすることも可能でしょう。
ちなみに「人的資本」といえば、こちらのベストセラーを外しては語れません↓
医学部生に限らず、社会人になる前に読んでおくべき一冊です。
■英語(とくに医学英語)だけは、十分に勉強しておくべき
医学生に限らず、英語力は極めて重要です。
医学生・医師の場合は「医学英語」という特有の領域をマスターする必要があります。
医学の勉強は医学部に入ってからで構いませんが、英語の勉強は早いうちからしっかり腰を据えてやりましょう。
とくに受験直後は英語の力(厳密には英語の筆記試験運用能力)が人生最高レベルになっているはずです。
その勢いのまま、実用的な英語力を高める努力をしておくと後々有利になっていきます。
■学生のうちに留学しよう (医学生のための留学ノウハウ)
長期の海外滞在は(医局に所属して約2年の研究留学を30歳代でする以外には)、大学卒業後は事実上困難になります。
米国などの海外臨床留学も不可能ではありませんが、並々ならぬ努力が必要になります。
時間のある大学生活だからこそできることの代表に、留学があります。
私はさまざまな手段でいろいろな国へ留学したり訪問したりしてきました。
留学は当然のことながら、英語の上達にも非常に有用です。
その経験やノウハウを、公開します(後日追記)
私のような貧乏学生でも、存分に留学できるマル秘テクもあります。
また、私は海外渡航時のライフハックも多数蓄積しています。
コスパを重視しながら、以下の記事でまとめています↓
■医学生の教科書の選び方
医学部に入学しても、いきなり医学漬けになるわけではありません。
最初の2年ほどは一般教養科目が中心です。
英語だったり物理だったり、はたまた文学だったり、さまざまな分野を学ぶため、慌てて医学の教科書を買い揃える必要はありません。
とはいえ、細胞生物学・分子生物学のような基礎医学は医学部の一年目からそれなりに学ぶ機会があるはずです。
将来専門科目(医学)に進むことを考えると、入学後早期に買っておくべきおすすめの本があります。
以下で紹介するこの本は基礎医学と臨床医学を横断的に繋ぐ、唯一無二の教科書です。
極論すれば、この1冊さえあれば基礎医学は乗りきれるほどの素晴らしい出来栄えです。
医学の勉強に関しては、この本だけは早い段階で入手しておくべきと思います。
医学部も学年が進めば、より専門的な教科書を買い揃えていく必要が出てきます。
その時期がくれば、こちらの記事が大いに参考になるはずです↓
■IT・テクノロジーに強くなっておく
「いまどき」の若者はたいていスマホもインターネットも使いこなしますが、将来医師になる場合はパソコンも自由自在に使いこなせるようになっておくべきです。
パワーポイントを使った発表、エクセルを使った臨床データ解析など、医学生・医師にはITを駆使する機会が多いです。
そのときに十分な技量があれば、少ない時間で高い成果を出すことができます。
こうしたパソコンスキルは一朝一夕ではつきませんから、時間のあるうちにおおまかにでも勉強しておくだけでも、よいスタートダッシュを切ることができます。
他にも、業務効率化・生産性向上のためのテクニック・ライフハックをまとめています↓
■医師としての将来をぼんやりイメージしておく
医学部に入学するということは、きっと将来は医師や医学者・研究者になる人がほとんどでしょう。
ある程度未来が見通せるわけですから、来たるべき将来にそれなりに備えておくのは当然でしょう。
若手医師のためのキャリアパス論―あなたの医師人生を10倍輝かせる方法
また、医学部高学年から初期研修医にかけて、志望科を選択しなければなりません。
この選択はその後の人生を大きく決定づけてしまうほど重大な決断になるため、早いうちから熟考しておくのがよいでしょう。
将来像をイメージしておけば、医学部での勉強や実習にも力が自然と入るはずです。
■眼科医ブログならではのおすすめ記事もあります
近視は近見作業時間に比例するといわれています。
とすると、多大な時間を勉強に費やしてきた医学部受験生は、一般の群と比べて近視の人が多いはずです。
近視に対する一般的な対策は眼鏡かコンタクトレンズでしょうから、医学生群ではそれらのデバイスを使用している比率が高いはずです。
リテラシーの高い医学生ですから釈迦に説法かもしれませんが、コンタクトレンズは使い方次第では非常に危険です。
眼科で外来診療をしていると、コンタクトレンズを不適切に装用し、とんでもない合併症で視力を失う若者に出会うことがあります。
目は極めて重要な感覚器です。
視覚が奪われれば、あなたのやりたいことは相当な制限を受けるはずです。
コンタクトレンズを適切に使わなかったせいで、自分の未来を自分で潰すのは絶対にやめてください。
前途洋々、可能性に満ちた将来を持つみなさん、コンタクトレンズを使っているのであれば、一度は読んでおくことをおすすめします。
他にも眼科関連のおすすめ記事がいろいろあります↓
■「結婚リテラシー」は医師必須の知識! 婚活非モテならではの記事もw
フツメンであれば医学生というだけでそこそこモテるとは思いますが、私のようなブサメン・コミュ障は非モテをこじらせがちです。
そういう非モテは医師免許を取得後、玉の輿狙いの悪い女性にひっかかりがちです。
早いうちに知識や免疫をつけて、悪女に騙されないようにしないと、私の先輩のように医師になってから身ぐるみをはがされ一生涯のATMマシーンになる危険があります。。
もちろんATM婚のリスクは非モテでなくとも、すべての高収入者に降りかかります。
早期発見・早期治療が重要なので、取り返しのつかなくなる前に早めに対策しておきましょう。
ちなみにこの危険は「男女の収入格差」に由来するものなので、自分より低収入の人と結婚した女医さんにも当てはまります。
ある日突然、配偶者が(意図的に)仕事を辞めて無職になることで、お金をむしり取られるパターンもあります。(恐ろしいことに合法です)
「独身男性」に限らず、高収入な女医さんも同じリスクを背負うことになります。
詳しくは上記記事および紹介図書で勉強してください。
■【医学部医学科 合格者必読セット】大学受験後~入学後早期にやっておくべきことまとめ
以上、医学部医学科に合格した若者たちにおすすめのまとめ記事でした。
まずは受験勉強を頑張った自分を労いましょう。
そして、医師になるまでにたっぷりある時間を有意義に過ごすためにこの記事の内容に手を付けていけば、きっと明るいキャンパスライフ・医師生活が待っていることでしょう。