若手医師、FP3級に合格! 難易度や勉強時間は?


 

実はけっこう前の話なんですが、FP3級に合格しました。

資産形成のブログを運営している手前、客観的に知識を証明するものがあったほうが記事に説得力が出るかなと思い、記憶をたどりながら記事にしてみました。

■ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)とは


いちおう国家検定らしいです。

「ライフプランニングと資金計画」:公的年金・社会保険 等
「リスク管理」:生命保険・損害保険 等
「金融資産運用」:金融商品の仕組み 等
「タックスプランニング」:税制 等
「不動産」:賃貸・有効活用 等
「相続・事業承継」:相続・贈与等

を扱います。

■FP技能検定の種類

どの級を受けるべき?

3級・2級・1級があり、それぞれに学科試験実技試験があります。

受検資格は・・・

3級:誰でも受検OK
2級:3級合格済み または FPの実務経験2年以上 など
1級:いくつかありややこしいですが、いずれも一定の実務経験が必要

となっています。

医師としてふだん働いている私には、実務経験を積む時間はありません。
1級の受検資格は事実上とれないので、まずは3級合格を目指し、その後は頑張っても2級までですね。

日本FP協会 vs 金融財政事情研究会(きんざい)

また各級において
日本FP協会」主催と「金融財政事情研究会」(きんざい)主催の2つがあります。
学科試験は両者共通ですが、実技試験が異なります
どちらから申し込んでも構いませんし、どちらで受かっても合格は合格。
合格者として全く同じ扱いを受けます。

金融関係の仕事に就いているなら「きんざい」で受検してもいいですが、私を含む一般の人は日本FP協会一択です。

なぜなら、出題範囲が

「個人にとって役立つ」のが日本FP協会
「業務(資産相談)に役立つ」のがきんざい

となっているからです。

どうせ勉強するなら、自分にとって役立つものを学びたいですね。
もちろん私は「個人にとって役立つ」知識がほしいので、日本FP協会から申し込みました

■FP3級の合格率や難易度は?


どの級でも、どの主催団体でも、学科でも実技でも、すべて合格ラインは「正答率6割」です。

絶対評価なので、試験問題の難易度によって合格率は少しぶれます。

FP3級の場合、日本FP協会主催の合格率は概ね

学科試験で7-8割
実技試験で8-9割

がここ数年の傾向です。

したがって、難易度自体はさほどでもなく、それなりに勉強すれば合格は十分可能です。

■FP3級受験に使用した教材は?

まず、事前準備としてこちらの無料講座に参加しました。

資産形成初心者におすすめ:「お金の教養講座」に行ってみた

続いて、とりあえず1番評判の良かったこの本を購入しました。
実際、会場でもこの本を持っている人が多数派でした↓

 

本当はこの教科書の問題集バージョンも買っていたんですが、時間がなくて手を付けられませんでしたw↓

参考書で勉強する人のほかに、TACなどの資格予備校で授業を受ける人もいるようです。

ただしFP3級に関していえば、個人的には予備校の授業までは不要だと思います。
本だけで十分合格できます

■FP3級の勉強方法・時間は?


上の教科書を2周通読
しました。
以上w

問題集を2-3周できれば理想的みたいですが、時間がつくれず試験を迎えてしまいました。。

結局、トータルの勉強時間(教科書を2周通読)は15時間ほどでした。
世間一般には50時間あれば十分合格できるようです。

私の場合は
すでに自分で確定申告をしているので社会保険や税金関係の実務にある程度慣れていること
保険関係も、契約するときにいろいろ自分で調べていたこと
金融資産運用も、実際に自分で株・投信・ETFなどを買っていること
も相まって、もともと知っている内容もけっこう多かったです。
それに「好きこそものの上手なれ」で、関心のあるところは理解が早いです。

逆に不動産や相続関係は自分にこれまで一切縁がなかったため(悲)、知らないことだらけで勉強になりました笑

あとは、選択問題ばかりなのでマークシート方式特有のテクニックを使ったり。
センター試験を思い出しますねw

準備不足の感はあったものの試験の点数自体は合格ラインを軽々超えていたので、背景知識のある方は15時間程度でも合格は容易です。

このブログでもFP検定に役立つような内容もたくさん取り扱っているので、記事を読んでウォーミングアップするだけでも、理解速度が違うかもしれません。

ただ、試験に受かったからといって、知識が完璧に定着したかといえば、残念ながら違いますね。
医師国家試験に受かったからといって全ての科に精通できるわけではないのと同じです。
実際読者の方から、ブログ内容の誤りを指摘されることもあります。
医師としても、資産形成を志すブロガーとしても、まだまだ未熟者ですね。

そもそもFP3級は合格率をみれば分かるように、合格したからといってまったく自慢になりません
ほとんど自己満足の世界かもしれません。

ちなみにFP2級は難易度が上がり、そう簡単にはいかないようです。
ちょっと最近は本業が忙しいのですが、時間を作ってまたいつか挑戦してみたいです^o^!

 

■関連記事はこちら

 

 

 

Dr.Koalaの執筆活動をサポートしてくださる方はこちらへ↓↓

 

 

 


 

 

3 thoughts on “若手医師、FP3級に合格! 難易度や勉強時間は?

  1. su27

    わたしも勤務医ですが、FP3級受験して実技だけ合格してしまいました。来年あたり学科だけ再受験するかなぁ。

    返信
    1. Dr. Koala 投稿作成者

      コメントありがとうございます、同志ですね!笑

      必要とされる知識は実技も学科も同じなので、記憶が残っているうちに&法律が変わってしまわないうちに、合格しておくのがよいのではないでしょうか。

      返信
  2. ピンバック: 専攻医が取得して感じたFP3級のメリットと勉強法【医学生・研修医にもおすすめ】|踊る救急医

コメントを残す