■医師は毎日忙しい
日常診療に忙しい医師ですが、とくに医療関係の情報には目を光らせておかなければいけません。
テレビニュースで取り上げられるような事柄は、外来で患者さんに質問されることもちらほらあります。
忙しい中でそれらの情報を収集しなければいけませんが、一般的なサイト(例:Yahoo!のヘルスニュース)を眺めていても、記事が医師向けに書かれていないために情報量が乏しく効率が悪いです。
一般の方には読みやすいのでしょうが、医師目線では正確性を欠いたり的が外れていたりといまいちなものも多いです。
■医学界の話題を効率よく収集するために
医学の世界は広くすべての情報を追いかけることはできませんが、医師としての最低限の常識は常にアップデートしておきたいところです。
その際に私が愛用しているのが、医師向けに書かれた新着記事が一覧できるポータルサイト Medical Tribuneです。(※無料ですが会員登録しないと記事が読めません)
情報が多過ぎず少な過ぎず厳選されており、これをフォローしておけばとりあえずのトピックは網羅できます。
私は毎朝の通勤バス車内で新着記事を斜め読みしていて、数分程度で内容はだいたいカバーできます。
■他科の知識のある医師は「強い」
専門科での経験が増えれば増えるほど他科の知識がおろそかになってしまいがちですが、様々な科の重要トピックがまとまっているため”専門ボケ”の防止に役立っていると感じます。
他科のトピックもある程度は知っておかないと、共観時のコミュニケーションや院内紹介などがうまくいきません。
また、他科の先生が自分の専門科についてある程度知識があるとうれしいものです。
とくに眼科は他科から隔絶されたある意味ブラックボックスな領域で、他科からの院内紹介がよくあります。
その際でもただの丸投げではなく、なんらかの背景知識がある場合には印象が全然違います。
一生懸命原因を調べようと思いますし、紹介していただいた先生とすれ違った時には少し医学的な説明を追加してしまいます。
日々の人間関係をつくっておくことは、いつか必ず自分に返ってきて役に立つときが来ます。
自分から紹介する時も他科からそう思われたいものだと、紹介内容にも気を配るようになります。
トピック内容を他科医師にふることで、単純に医局での会話のネタにもなりますね。
■Medical Tribune まとめ
スキマ時間を利用してMedical Tribuneをフォローしておくことで、医学界のトピックを効率よくフォローできます。お金も時間もかけずに済む、筆者好みのサイトです。(類似サイトもありますが、見やすさ・学術的妥当性・情報量の適切さなどからこのサイトが一番すぐれていると思います)
全科的な知識・トピックを得ることで、自身の治療レベルが上がるだけでなく院内での潤滑剤にもなります。
ちなみに、このページに貼ってあるリンクからの会員登録なら1000円相当のキャッシュバックがあります。
通常の登録ではキャッシュバックはありませんので、どうせ登録するならこのリンクからの方がお得です。
また類似のポータルサイトとしてm3.comがあります。
こちらはまた別の活用方法があります。
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