以前記事にした通り、私は医師向けポータルサイトを適宜活用しています。
■アカデミックな医学の話題はMedical Tribuneから
■日常的な医師の話題はm3から
主に得ている私ですが、先日m3でお金に関するアンケートを見つけました。
■アンケートの妥当性評価笑
文献を読む際はその信憑性・妥当性をまず評価する癖を医師はつけておくべきです笑
回答者属性・・・
男性4500・女性460人のm3医師会員
↓年齢はおおむね、30~60代から万遍なくといったかんじ
勤務医81% 開業医17% その他2%
他の細かい属性は直接記事を見てください。
以下結果です。
■ふるさと納税は51.5%が利用
節税対策で基本中の基本となるふるさと納税ですが、利用率はちょうど半数でした。
絶対に損をしないこと・高所得者ほど有利なことから、医師の節税ではマストです。
手続きもかなり簡単ですから、やっていないなら今すぐ始めるべきです。
医師の半数弱は財テク弱者ということです。。
医師の節税 ふるさと納税は最優先!
■NISA・つみたてNISAは18%が利用
「医師の節税 総論」の通り、NISA・つみたてNISAの節税力は他に劣ります。
投資をするならもちろん活用すべき制度ですが、iDeCoのほうが利用率が低いというのはかなりもったいないですね。
まずはNISAよりもiDeCoに手を付けるべきです。
■iDeCoは13.9%が利用
「医師のiDeCo」で書いた通り、iDeCo(個人型確定拠出年金)は節税効率・節税額ともに非常に大きい、ふるさと納税と並ぶ二大節税メソッドです。
あまりメディア露出が進んでおらず知る人ぞ知る制度になってしまっていますが、退職金が少ないかつ高給な医師との親和性は極めて高いです。
手続きを開始してから実際に口座が動き出すまでにタイムラグがありますから、早く始めた方が絶対に得です。
元本保証のものも選べますから、下手に保険に手を出すよりはるかに割のいい制度です。
■医師のマネーリテラシーは低い
お金の管理に無頓着な医師は多い印象を持っていましたが、データとしてひとつ実証された感があります。
お金の知識をある程度もっている者からすると、上記の利用率は衝撃的に低いです。
逆に言えば、今このブログを読んでいる読者は相対的な財テク強者です。
見えない機会損失を出し続けている周囲をよそ目に、着々と富を築きましょう。
将来的にはブログのコメントやらツイッターやらで「こんなのもあるよ」「こういうのもいいよ」と読者の方とコミュニケーションして高め合っていく、というのが私の理想です。オフ会なんかで情報交換できたら最高ですね。
■m3のお金アンケートシリーズ
このアンケートはお金アンケートシリーズの第2回目です。
第1回は総年収・常勤先年収・非常勤先年収や、月々の貯金額などの分布が主でした。
お金の話は、ふだん周りではこんなにあげっぴろげにはできない分楽しいですね笑
m3.comとはなんぞや、という方はこちらの記事をご覧ください↓