このブログの読者の方はよくご存じと思いますが、私はど田舎の貧乏家族の生まれです。
眼鏡もろくに買えませんでした。。
もちろん、おしゃれなイタリアンもフレンチも、行ったことがありませんでした。
しかし医学部に入り高学年にもなると医局勧誘会とやらで、いい感じのお店に連れて行ってもらうこともときどきあります。
医師になってからは結婚式にお呼ばれすることも増え(本当は呼ばれるのではなく呼びたい!w)、いろいろな懇親会なんかにもちらほら参加するようになります。
婚活でもお相手の女性と食事をする機会は多いです。
そんなときに問われるのが食事のマナーです。
田舎の子供には要らないかもしれませんが、いい歳した大人がちゃんとマナーを守れないとかっこ悪いです。
そこで今回は、私がいつも参考にしているマナー本をご紹介します。
もくじ
■「恥をかかない洋食のマナーの手帳」
この手のハウツー本は、1冊持っておくと安心です。
「恥をかかない」・・・タイトルの通り、とても大事なことです。
学生までは無知が許されますが、社会人にもなってマナーを知らないなんて残念ですから。
では特徴を紹介していきましょう。
■元宮内庁の役職者が監修 宮中晩餐会でも使用される国際標準のプロトコル
本書は類書と比べて、監修者の格が段違いです。
なんてったって宮内庁です。
マナーにもいろいろな流派があるし、イギリスとフランスで作法が違ったりもします。
しかし海外のどこでも通用する、国際儀礼のプロトコルに則った本書であれば、迷いがありません。
世界中の王室・皇室でも通用するルールです。
本書の言う通りにしていれば、大正解なのです。
■食事の各ステップごとにチェックポイントあり
・レストランに行く前
・席につくとき
・荷物の置き方
・フルコースの進み方
・ナイフやフォークの種類・持ち方・使い方
・ナプキンの使い方
他にも
・ワインの種類・選び方
・スープやパンの食べ方
・各種魚料理・肉料理の食べ方
などなど、非常に細かく書かれています。
ナプキンの使い方など、人に聞いてもみんないろいろ言うことが違って、迷ったりしませんか。
結婚披露宴・立食パーティーなど、シチュエーションに応じた記載もあります。
かなり詳しく載っているので、私の場合はこの1冊で疑問点はすべて解消できました。
マナー×の例が挙げられているのもいいですね。
この本をまだ読んでいなかったときに、実際にやってしまったこともあります。。
無知はおそろしいです。。
同行者へのちょっとした気遣いに関してもアドバイスがあります。紳士度がアップするはず。
ただしブサメンの場合は効果に限りがあるようです。。
■本書の弱点?
弱点はほとんどないのですが、強いて言うなら出版年が古いということです。
ただ食事のマナーは伝統的なもので、とくに正統派の国際儀礼プロトコルであれば流行は関係ありません。
普遍的なマナーなので、出版年が古くても影響は皆無と思います。
私は大学生のときに「これではだめだ、マナーが分からなくてかっこ悪い」と思って購入しました。
ただ、古すぎて超格安の中古しか取り扱いがありません。
コーヒー1杯分くらいの値段で美品が買えます。
■「恥をかかない洋食のマナーの手帳」まとめ
洋食のマナーは、一度しっかり身につけてしまえば、一生役に立つお作法です。
誰しも社会人になり、仕事も軌道に乗ってくれば洋食マナーを要求される時がきます。
そんなときにマナーがなっていなければ、ふだん好印象だったとしても台無しです。
スタバのコーヒーより安い値段で一生役に立つ普遍的なマナーが身に付く、おすすめの1冊です。