ITデバイスは私たちの生活を取り囲んでいます。
丸一日パソコンに触らないなんて、社会人であればなかなか珍しいです。
日々接しているからこそ、環境を最適化することでその効果は大きくなります。
今回はパソコンの周辺機器のお話です。
もくじ
■パソコンは便利だけど、とにかく配線が多い
言わずもがな、パソコンは本当に便利な文明の利器です。
パワーポイントもつくれるし、エクセルで図表や計算も一瞬です。
インターネットの世界は無限に広がっていて、買いものでもなんでもできます。
ただ、いちいち配線が多いんです。
ノートパソコンなら、AC電源やマウス。
自宅のデスクトップはハイスペックで画面も大きく、マルチディスプレイにすれば作業効率は抜群です。
ただしその分、スピーカーだったりディスプレイだったり有線LANだったりキーボードだったりが加わり、どんどん配線が増えていきます。
デスク周りが管だらけだと、ごちゃごちゃしてしまいとても不快です。
配線にスペースを食われてしまい、せっかくのデスクも狭くなります。整理整頓もしにくくなりますね。
■無線にすると、机はスッキリ快適に
そうした配線問題は、機器を無線化することで解決できます。
ワイヤレスキーボードで無線化
ワイヤレスマウスで無線化
ワイヤレスLAN(WiFi)で無線化
Bluetoothスピーカーで無線化・・・
電源プラグやディスプレイは今のところ、まだ無線化は難しいですね。
■無線デバイスの弱点
無線化することで、デスク周りを綺麗にすることができるわけですが、弱点がないわけではありません。
大原則として、信号の伝達は無線よりも有線のほうが安定しています。
家に無線LANと有線LANがある人はよくご存じでしょう。
無線LANがときどき切れたりして不安定だったり速度が出にくい一方で、有線LANはその挙動が安定しています。
たとえば、自宅の有線LANとWiMAXの差ですね。
マウスでもキーボードでも同様で、無線デバイスよりも有線デバイスのほうが動作が安定しています。
安物ほどその差が強く出るので、安かろう悪かろうのデバイスを使ってしまうと、無線で快適になるはずがむしろイライラを募らせることになりかねません。
■動作安定と配線問題を、いいバランスで解決する:ロジクールのUnifyingデバイス
配線を減らしてデスクをスッキリさせたい
でも無線化で動作が不安定になるのはイヤ
そんな相反する欲求を絶妙のバランスで解決してくれるのが、ロジクールのUnifyingデバイス群です。
◎ロジクール社とは
ロジクール社はパソコン周辺機器をはじめとするデジタルデバイスを開発・販売する会社です。
世界的にはLogitechブランドで商品を展開しています。(本社はスイス)
ゲーム向けの高機能デバイスやWebカメラなどを筆頭に、高い品質で世界中に知られています。
私もパソコン関係の周辺機器は、なるべくロジクール製品から選ぶようにしています。
◎Unifyingとは
ロジクール社の人気シリーズです。
UnifyingレシーバーをパソコンのUSBポートに1つ差し込むだけで、Unifyingデバイスを最大6機接続することが可能です。
◎Unifyingマウス
実は私は以前に、Buffallo社の安物無線マウスを使っていました。
しかし他の機器の電波と干渉したりして、手元の動きへの追従性が不良でした。動作が「光学式」だったのも一因でしょう。
※安物は「ボール式」や「光学式」です。ゴミが詰まると動きにくくなったり、光沢のある机だと使えなかったり、安かろう悪かろうな仕上がりです。
また電池の消耗もかなり早かったのを覚えています。
カタログスペックよりもはるかにすぐ電池がなくなったので、ひょっとしたら電波が不安定な環境で一生懸命電波を傍受しようとして消耗していたのかもしれません。
携帯でも、電波が弱いとバッテリーを食いますよね。
そこでUnifyingシリーズです。
Unifyingシリーズの筆頭でもあるロジクールのマウスですが、ゲーム向けの超高機能なものから、一般的なものまで選択肢が広いです。
その中で私のおすすめは「M705」です。
●ネットサーフィン中にページを「送る」「戻す」
●「デスクトップ画面に戻る」
などをワンクリックで可能にしてくれます。
またこのボタンは自分で自由にカスタマイズできるため、より自分好みに変化させることもできます。
バッテリーの持ちはすばらしく、3年程度持ちます。
またレーザー式のためほとんどマウスパッドは必要なく、机の材質を問わずどこでも使用できます。ボール式や光学式の安物とはレベルが違います。
これだけ十分な機能を備えているにもかかわらず、ハイスペックなゲーム用マウスよりもはるかに安くコスパに優れます。
他社商品といろいろ比べてみた中でも、ここまで高コスパのものはないです。
◎Unifyingキーボード
次はキーボードです。
会社や病院のデスクトップパソコンのキーボードって、打ちやすいですよね。
ノートパソコンのキーボードはボタンが薄っぺらくて、パシャパシャと打刻感もあまりありません。
テンキーなどのファンクションボタンもいまいちです。
狭いスペースにいろいろなものを詰め込もうとすると、やっぱり無理が生じます。
ノートパソコンの中で、ビジネスマンに指示されているものの筆頭はLenovoの「ThinkPad」やPanasonicの「Let’s Note」がありますが、いずれもキーボードに相当力を入れた商品です。とくにThinkPadのキーボードは、ポインティングデバイスも含めファンが多いです。
つまり、仕事でパソコンをたくさん使う人にとって、キーボードは検討項目の上位に来るということです。
そんな私が自宅のデスクトップパソコンで使用しているのは「K520」です。
もちろん私好みの、高コスパ商品です。
はっきり言って、キーボードのよしあしは作業効率に直結してきます。しっかりした打刻感は大事です。
また数字のテンキーは、数字を扱うならば必須です。医師であればエクセルで臨床データ解析をする時なんかに重宝しますね。
ノートパソコンだと15インチクラスならテンキーがだいたいついていますが、携帯に便利な11~13インチクラスにはテンキーはありません。
UnifyingレシーバーをノートパソコンのUSBポートに挿せば、キーボードも連携可能です。出先では仕方なくノートパソコンのペシャペシャで我慢、自宅では能率的なUnifyingキーボードを使用、なんてこともできるわけです。
さまざまなショートカットボタンもあります。
音量調整だったり、画面の明るさ調整だったり、webブラウザの一発立ち上げだったり、便利なボタン機能を活用できます。
もちろんマウスと同様にカスタマイズも可能なので、自分のよく使う動きを登録しておけば便利ですね。
これらすべてをかなえてくれるのがUnifyingキーボードです。しかも使用するUSBポートは1つだけ、高機能マウスも同時に使えます。
◎使い方の例
デスクトップパソコンであれば、単純に机周りの配線がスリム化されます。マウスもキーボードも品質は高く、タイピングも快適です。
もとから付属しているものよりも、サクサク作業が進むはず。
一方ノートパソコンの場合はより多彩な使い方ができます。
たとえば職場と自宅の両方でノートパソコンを使う方の場合は、それぞれにキーボードとマウスを置いておけば(つまり合計4台接続)通勤での荷物が減り、かつどちらの場所でも快適にパソコンを操作することができます。
テンキーだって自由に使えます。
ノートパソコンのUSBポートは数が限られていますから、1つしか占有しないというのも高ポイントです。
またパワーポイントを使った発表をする場合レーザーポインターがあると便利ですが、無線マウスであればその代用ができます。
発表者とパソコンが離れていても、無線マウスは電波が十分に届くのでマウスを操作しながら発表ができます。
もちろんマウスでスライドを進めたり戻したりもできますし、ペン機能を使えばスライドに直接書き込むこともできます。(天気図に書き込みをする、お天気お兄さんみたいなイメージですw)
■ロジクールで無線化 まとめ
ロジクール社のUnifyingデバイスを使うことで、高機能で安定した動作・無線化によるスマートなデスク周りをリーズナブルな出費で実現できます。
学生時代からずっと愛用していますが、非常に優れた使い心地でもちろん故障知らずです。
毎日使うものだからこそ、スマートな商品選択をしたいところです。
ロジクール製品はほかにもたくさんありますが、一般的なPCユーザーであればマウスとキーボードをそろえれば必要十分でしょう。
その他のおすすめは、また機会があれば記事を書きます。
パソコン作業をさらに効率的にしたい方は、マルチデバイスやクラウドの利用、デュアルディスプレイ環境の構築も有用です。ショートカットキーも、主要なものだけでも覚えられれば作業の進捗が変わります。
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