いろいろな国を旅すると、だんだんと海外旅行のライフハックが蓄積されてきます。
今回はその中でも費用対効果の高いものを集めて、一挙に紹介してみたいと思います。
大金を出せば快適になるのは当たり前です。
しかし、貧乏生まれの私には、金に物を言わせる力技はできません。
上手に節約しつつ、なおかつ利便性を享受する方法を常に模索しています。
割けるお金は限られているわけですから、コストパフォーマンスに優れたものを厳選していく必要があります。
もくじ
■スーツケースのベルト:空港での防犯&利便性向上
空港のターンベルトから出てくる自分の荷物を探すとき、他人のを取りそうになった・他人に取られそうになった経験はありませんか。
キャリーバッグの形はどの会社も似ているし、色も似たようなものが多いです。
何の変哲もない黒のキャリーバッグを持つ人が多いですが、たくさんある中から自分のものを見つけるのは少しストレスです。
あるいは、他人が誤って(または故意に)自分のカバンを持ち去ってしまう危険もあります。
なかにはスカーフを巻きつけたりする人もいますが、スカーフはほどけてしまうこともあるし(空港のバックヤードでは、寄託手荷物は驚くほど乱暴に・粗雑に扱われます)
角度によってはスカーフが見えません。
そこで私はスーツケースにベルトをつけることで、自分のカバンを目立たせるようにしています。
好きな色のものを選べばよいですが、ベルトが派手ならより一層他と差異化でき、手荷物受取時のストレスが減ります。
若干の恥ずかしさがあるのですが、「ちょっとダサイ」以外はメリットだらけです。
どうしても恥ずかしい人は、空港についてから荷物を預ける前にベルトを着けて、目的地到着後に手荷物を受け取ったら外してしまうのもよいでしょう。
縦に巻いたり、十字型に巻くのもよい方法です。(amazonのページに写真があります)
カバンが目立つことにより、他人が間違って自分のものを持ち去るリスクが軽減します。
悪意ある搭乗客がこっそり盗もうと思っても、目立つカバンは盗難がばれる危険も高まるので狙われにくくなります。
けっこう地味ですが、個人的にはかなりおすすめです。
■パスポートケース:最重要書類を安全に携帯する
原則として、旅行者はパスポートを常に携帯していなければいけません。
パスポートを旅行中に紛失したら大変です。
再発行や帰国のための渡航書の準備で、楽しい海外旅行が台無しです。
安全に携帯しておかなければいけません。
しかし、街歩き用のカバンにパスポートを入れておくのは少々危険です。
ひったくりに遭うこともあるし、置き引きに遭うこともありえます。
最も重要な書類ですから、文字通り身から離さないで携帯しておきたいところです。
そういう理由から、パスポートケースは巷でもよく出回っています。
パスポートケースでよくあるのは、この手の首かけタイプです。
しかし冬のコートの下ならまだしも、夏場にこんなの着けるわけにはいきませんw
貴重品のありかがバレバレですw
そもそも私の場合、下手に首にものをかけるとアトピーが悪くなってしまうので、首かけタイプは使えません。
アトピーで苦しむ同志へ贈る:アトピー性皮膚炎のライフハックまとめ
あるいはウェストポーチタイプもよく売っていますが、お腹周りが膨らむし、そもそもウェストポーチなんてダサすぎてアラサーには使えません笑
そこで私が愛用しているのがこちら。
横向きになっており、ズボンの内側(ベルトの裏)にひっそりとパスポートを忍ばせることができます。
これだと小ぶりで薄いので、薄着でも全く目立たず、ズボンの下に隠すことができます。
個人的にはこのケースが最強だと思っています。
なぜか横型を出している会社はほとんどないのですが、私は5年以上これを使っています。
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■トラベルポーチ:効率よく服を収納しよう
トラベルポーチは旅行に必携ですね。
衣類を小分けにして、ポーチに収納しておけば服の取り扱いが楽です。
メーカーによる差は大したことがないので、お好きな色のものを持っておけばOKです。
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■圧縮袋:荷物のボリュームをラクに減らす
トラベルポーチと双璧をなすのが、圧縮袋です。
これも非常に安価で利便性が高いです。
パジャマやインナーのような、しわになっても構わないような衣類に関しては、圧縮袋で小さくしています。
少しでも荷物の体積は少ない方がいいですからね。
冬のかさばりがちな衣類でとくにその力を発揮してくれます。
■バスルームポーチ:自分だけのアメニティセットをつくろう
歯ブラシ、ひげそりなどのアメニティは、バスルームポーチが非常に便利です。
自分のお気に入りアメニティをまとめて、ポーチに入れておきましょう。
私はアトピー関連の保湿液なんかも合わせて入れています。
フックが付いているので、ステイ先でも吊るして使うことができます。
私はかつてフィンエアーのビジネスクラスに乗ったときに、アメテニィとしてこのタイプのバッグをもらったので、旅の思い出も兼ねてずっと愛用しています。
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いろいろなコツを駆使すれば、欧米線のビジネスクラスもマイルでお得に乗れてしまいます。
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■耳栓:睡眠の質を保つ
どんな場所でも寝られる人は幸せです。
静寂な5つ星ホテルにしか泊まらない人も、睡眠の問題とは無関係かもしれません。
しかし私のような凡人は、安いホテルによく泊まります。
壁が薄くて隣の部屋の客がうるさいこともあるし、夜でも騒がしい通りに面したホテルに泊まることもあります。
飛行機内のエンジンの音も、うるさくて気になります。
そんなときは耳栓です。
いろんな会社のものを試しましたが、個人的なベストはこれですね。
柔らかい素材で、耳の形にうまくフィットしてくれます。
痛くならないし、遮音性も優秀です。
amazonレビューでもかなりの高評価です。
■トラベルタオル(水泳タオル):最強の速乾性
水泳経験者には常識なのですが、実は水泳選手は普段の練習で、マイクロファイバーでできた特有のタオルを使います。
これ、ふつうのタオルとは少し風合いが違いますが、速乾性が異次元なんです。
吸水性能も素晴らしいんですが、なによりどんなに濡れていても、一度絞ればカラカラになる、すさまじい速乾性能なんです。
本当に次元が違うので、騙されたと思って一度使ってみてください。
私は水泳部の友人に教えてもらったときに、衝撃を受けました。
防災用・スポーツ用・旅行用としても市販されていて、色の選択肢も豊富で楽しいです。
■指さし会話帳:コミュニケーションは旅の醍醐味
海外で最大の障壁となるのが言語です。
日本人であれば、第2外国語である英語ならなんとかなるはずです。(日本人にとってもっとも得意な外国語は英語ですから)
しかし英語以外となると、なかなか難しいです。
それでも、最低限の会話表現や感情表現、旅行でよく使うフレーズをいくつか覚えるだけでも、現地の人との交流が生まれ旅が楽しくなります。
たどたどしく日本語を使う外国人に好意的な印象を受けるのと同じように、外国人も私たちが現地語を一生懸命使おうとすれば、下手くそでも喜ばれます。
観光地に行くのも楽しいですが、旅先で出会った人との交流こそが旅の醍醐味であり、本質です。
そこで私は必ず、渡航先の指さし会話帳は購入してから出かけます。
この本を広げれば、それだけでコミュニケーションの糸口が生まれるからです。
スマホに入れられるアプリ版も便利ですが、私は現地の人と一緒に本を眺めながらやりとりをするのが好きなので、書籍版を好んで使います。
旅を楽しくするために必要な経費だと思って、毎回買っています。
ちょっとした風習や旅に役立つ豆知識が入っていたりするのも楽しいです。
旅の指さし会話帳17 フランス (旅の指さし会話帳シリーズ)
■多機能ツールナイフ:いざというときの万能ツール
この手のユーテリティアイテムは、1つ常備してあると安心ですね。
かばんに忍ばせておくだけで、いざというときに役に立ちます。
缶抜き・栓抜きやナイフを、個人的にはよく使います。
海外のスーパーでは缶などの飲食物を買ったりするので、重宝します。
ただナイフは空港の手荷物検査で引っかかることがあるので、機内持ち込みにはせずに預けるのを忘れないでくださいね。
■あさげ:日本食が恋しくなったら
海外に行くとしばらくの間、日本食から遠ざかってしまいがちです。
日本食が恋しくなって、(割高でおいしくない)海外の日本食レストランに吸い寄せられることもあるでしょう。
そんなときは、国民食である味噌汁をインスタントで持って行きましょう。
海外のホテルでは、必ずと言っていいほど電気ポットが置いてあります。
紅茶やコーヒーもセットで置いてありますよね。
インスタントの味噌汁はお湯さえあれば簡単に作れるので、外国のホテルでも容易に味噌汁にありつくことができます。
2~3食分かばんに忍ばせておけば、故郷の味がホテルの部屋でも簡単に手に入ります。
■海外旅行のライフハック 電子機器編
長くなってしまったので、電子機器編は別の記事にしました。
安価でコスパ抜群! 海外旅行の便利小物集② 電子機器編
■国内・海外の旅行・出張ライフハック まとめ
国内・海外の旅行・出張ライフハックのまとめについては、こちらをご覧ください↓
便利小物も含めた、コスパが高いおすすめのテクニックばかりを厳選しています。
【国内版】旅行・出張のライフハックまとめ:旅行の達人への近道